世界には様々なクラフトビールが存在します。こと日本国内においてもそれは同じ。それらのクラフトビールは、個々それぞれのスタイル・コンセプトを持っており、それらを構成するのは、麦やホップ、イーストや水、そして製法にあります。
道頓堀ビールは、「和食に合う生ビール」というスタイル・コンセプトで、副原料は一切使用せず麦芽100%で製造することで、香り、外観、味わい、そして鮮度まですべてがバランスよく楽しめる「大阪」ならではの珠玉のクラフトビールとなっています。
ブルーワー 忽那智世
本当に美味しいクラフトビールを提供するために、
原材料の選定やすべての製造工程を管理。
道頓堀ビール醸造所で、すべてのクラフトビールを生み出すブルワー。
道頓堀ビールを楽しむための
「3つのポイント」
クラフトビールの深みを味わうには、まずは香りが重要。
麦芽やホップ、発酵や熟成の香りはそれぞれビールの種類で異なります。
道頓堀ビールの中でも、上面発酵特有のフルティーな香りを持つ
「大阪ケルシュ」やホップのほのかな香りを持つ「大阪アルト」など
まずは香りからクラフトビールの世界をまずは香りで堪能してください。
香りの次はクラフトビールの色、濁りや透明度、泡を見て楽しんでほしい。
中でもビールの色はビールの個性を決める重要な要素の一つ。
濁りや透明度も、必ずしもクリア(透明度が高い)ビールが
至上というものでもなく、ケルシュ・アルト・ペールエール・ヴァイツェン…
種類が違えば当然異なります。泡の色、高さ、きめ、泡もちなども
確認すると、この後のテイスティングはぐっと深みを増すはず。
道頓堀ビールは、ホップ、麦芽、発酵・熟成による味わいや
フレイバー(香味)、炭酸の強弱、後味、ボディの強弱、
全体のバランス(ホップと苦味のバランス)、などビールの種類により
個々それぞれの味わいや奥深さを持っています。
鮮度が高いからこそ、それらの違いがわかるというのも
道頓堀ビールならでは。
道頓堀ビールができるまで
お湯に麦芽を加えます。ここで液中のでんぷん質が「マイシュ」に変わります。
「マイシュ」をろ過し、透明な「あめ湯」(麦汁)にします。
麦汁にホップを加え煮沸。ビール特有の香りと苦味が生まれます。
熱で凝固したタンパク質を取り除いて、「透明な麦汁」を造ります。
熱した麦汁を完全無菌の状態で冷却します。
若ビールを貯酒タンクに移し、約3°Cの低温でじっくり熟成。まろやかなビールに成長します。
完全に熟したビールを遠心分離して、過剰な酵母を除去、クリアーでうまみを残して「道頓堀ビール」ができあがります。